2021年11月23日に、子どもデータベースを作成するという旨の発表がありました。
子どもデータベースとは、子供の学力や家庭の経済状況などを一元管理するデータのことを言います。
子供の貧困や虐待を一元的に把握して、対応できるようにするためという名目は理解できるものの、そのデータは業者にとっては宝物と言っていいものになるでしょう。
データの情報漏洩がない?データ管理は大丈夫なの?誰がそのデータを作るの?そのデータによって差別されることはない?
子どもデータベースに関しては気になることがたくさんありますよね。
この記事では、子供データベースに関して現在分かっている情報や、みんなの反応についてまとめています。
- 子どもデータベースは情報漏洩しないの?データ管理はどうなっている?
- 子どもデータベースってどんなもの?
- 子どもデータベースに関するみんなの声
子どもデータベースって情報漏洩しない?データ管理が心配

子どもデータベースには家庭の経済状況やひとり親かどうか、学力、体力、給食費の滞納状況などなど、子供に関するあらゆるデータが盛り込まれる予定になっています。
子どもの虐待などへのフォローや、引っ越ししてもデータで見て状況がすぐにわかるようになるなど、メリットはわかりますが、心配になるのは情報漏洩は大丈夫なのか?ということですよね。
情報というのは企業にとっては宝物、特に子供のデータはドル箱だと言われています。
お金を出してもデータを買いたいという企業がある以上、ハッカーなどにとってねらい目になることは間違いありません。
当然データは厳密に管理すると言うと思いますが…
ここで、厳密にデータ管理すると言われていたマイナンバーの情報漏洩がどの程度あったか調べてみました。
ヤフーニュースよりマイナンバー500万人分が漏洩した?という情報
https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20210222-00223860
これ以外にも240万件が流出したという話もありました。
あれだけ厳重に管理すると言っていたマイナンバーでこの惨状ですから、子どもデータベースに関しても情報漏洩はないとはとても言い切れないのではないでしょうか。
子どもデータベースとはどういうもの?

子どもデータベースに関して現在分かっている情報をまとめておきます。
子どもデータベースの構築をするという話が出てきたのは2020年11月のことです。
河野太郎さんが会見で、子どもの貧困や児童虐待の問題を念頭において、自治体など関係行政機関が共有してみられる子どもデータベースを全国規模でつくるという構想を話していました。
約1年越しでその内容が具体的にでてきたという感じですね。
- 子供の学力
- 子供の体力
- 給食費の滞納状況
- 生活保護を受けているか
- ひとり親世帯か
- 就学援助を受けているか
早ければ2023年度には全国展開を目指しているということです。
子どもデータベースに関するみんなの声

子どもデータベースに関するみんなの声を集めてみました。
やはり不安の声が多数といった感じですが、まずは賛成派の声から。
政府 子どもデータベース構築へ 2021年11月23日
— 自担は、唾液関係の仕事が欲しい人。(みほと言う) (@JKH3451) November 23, 2021
色んな意見あるだろうけど、1人でも笑顔になる子が増えるならやった方がいい。#映画189 観て、残っている「40年前から変わらない」というセリフ。やっと変わるんだなと。 https://t.co/WSEvsd8qqx
政府、子どもデータベース構築へ 貧困や虐待、情報一元化
— 未来さん (@miraicm) November 23, 2021
→マイナンバーにせよ、国民情報のデータベース化は賛成です。
本当に福祉が必要な方を的確に見つけ出して、公的資源を確実に提供して欲しいです。
個人の監視と言うなら、有権者が行政をもっと監視すべきです。https://t.co/MTUC68nyAR

福祉の目が行き届いて、困る人がいない社会ができるのならそれはとても幸せなことですよね。
データ管理するメリットはもちろんあると思います。
続いて反対派、心配の声を拾ってみます。
これ、ホントにいいのか?
— ショコラ (@miaou135) November 23, 2021
やり直しのきかない人生になるぞ???
政府、子どもデータベース構築へ 貧困や虐待、情報一元化(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/6p2stH4uel
これで救われる子供が一人でもいるのなら、良い政策なのだろう。
— ケンタロウ (@KentaroZZ_) November 23, 2021
しかし、個人的には、どうも方向性が違うような気もする。
先生方の無駄な業務が増えたり、かえって生徒個人の差別や虐めなどが助長されるような危険性が孕んでいるような…
政府 子どもデータベース構築へ https://t.co/hXNxO6IDs8
マジっすか?対象となる子どもって何歳までで収集したデータはいつまで保管しておくのだろうか?貧困とか虐待とかめちゃくちゃヤバイ情報だけど一元管理する必要が分からん。
— IT等に興味のある公務員 (@IT52734664) November 23, 2021
政府、子どもデータベース構築へ 貧困や虐待、情報一元化(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/YxzBR0pR3k
差別を助長するのではという不安や、データがいつまで管理されるの?やり直しがきかない人生になるという不安ですね。
たしかに、データに悪い情報があるのを見たらどうしてもそういうフィルターで見てしまうでしょうし、子供のころのちょっとした失敗が将来に響くなんてことになるのは心配ですよね。
あらら、怖いわぁ「子どもデータベース」。たてまえは「虐待や貧困児童への支援」だけど、要は子どもの情報を一元管理して監視するということ。子ども情報とはすなわち家族の情報でもあるわけで。迷惑以外のなにものでもないhttps://t.co/i6v4xdTNgx
— 風子 (@DI25jxMoVi8J8Ie) November 23, 2021
いや、意味ある?(笑)
— みこぱ💙【インフル・コロナワクチン接種済み】 (@pakumikanpaku) November 23, 2021
一緒に住んで監視でもしない限り分からない部分て沢山あるよ(笑)
政治家って本当に何も分かってないんだね(笑)
こんなの親がプレッシャーになるだけ。
政府、子どもデータベース構築へ 貧困や虐待、情報一元化(共同通信) https://t.co/kD2JabBmVJ
子供の経済状況=親の経済状況なので、親の状況も学校に筒抜けという状態になることは確かに心配ですね。
親にプレッシャーというのもわかる気がします。だからこそ困っている子供の助けになるわけなので難しいところではありますが。
子どもの貧困、虐待を防ぐことは言うまでもなく大切なことです。
— ぼん (@thanks_exit) November 23, 2021
が、学力、体力、給食費について誰が把握して誰がデータ入力するのか?
また教員の業務を増やす気じゃないよね?#教師のバトン
政府 子どもデータベース構築へhttps://t.co/aXNmnezbas
データ入力は誰がするのか
— Kamin560 (@Kamin560) November 23, 2021
誤った情報の入力によって救えない子供がでた時は騒がれるかもなぁ
本人からのイジメ相談とか項目あったら握り潰す教師いるやろね
政府、子どもデータベース構築へ 貧困や虐待、情報一元化(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/89OplDMTxY
誰がデータ入力するの?というのも気になるところですよね。
その内容が本当にあっているのか?悪意を持って入力されたりしたら、それこそ将来に響くなんてことになるのも困ります。
忙しい先生たちの仕事がさらに増えるというのも考え物ですよね。
いや、、これダメだろ。
— 弁護士 栗原 務 (@TTMKurihara) November 23, 2021
えっ、、これ、何も問題ないと思ってるの??本気か???
人権感覚が欠如しすぎ。
もう、、日本に住んでいたくないね。
少子化に拍車かかるんじゃないの?!
そもそも、子供の貧困がなぜ生じているのか、その原因を深掘りすべきだろ。
https://t.co/h2QOapSgV6
日本人が貧困になるように仕掛けておいて、それを防ぐ為にとかアホかよ
— テスラ鉄子 Tetsuko Tesla998 (@saveourplanet_9) November 23, 2021
政府が子どもの貧困、虐待を防ぐため、家庭の経済状況や子どもの学力といった幅広い情報を一元化するデータベース(DB)を構築する方針を固めたことが23日、分かった。
政府 子どもデータベース構築へhttps://t.co/BaHpoZQWh7
貧困が子供に与える影響は大きいですし、そこに支援の手が届くようにするのは大切ですが、そもそもの貧困問題をどうにかすべきという意見ですね。
↓お題目は結構なんだが、運用面(個人情報取扱い)がすごく不安。唐突感ある。実務面詳細が分かるまではネガティブな印象
— Mio (@cat_bond_meow) November 23, 2021
政府、子どもデータベース構築へ 貧困や虐待、情報一元化(共同通信) - Yahoo!ニュース https://t.co/L7Rr5pI9z9
政府、子どもデータベース構築へ 貧困や虐待、情報一元化 | 共同通信 https://t.co/vg3LGqsvWZ
— c12i (@brunhild) November 23, 2021
情報漏洩して悪用されそう。
そしてやはり一番多かったのが情報漏洩への不安でした。
まだまだ第一報が出たばかりで不安材料が山盛りですが、今後も政府の発表に注視していきたいと思います。
子どもデータベースは情報漏洩しない?データ管理や差別が心配 まとめ


- 11月23日に政府は子どもデータベースを作成することを発表
- 情報漏洩はマイナンバーの例から考えても不安点がある
- 子どもデータベースには学力や体力・親の経済状況などが登録されるよてい
- データ入力はだれが?いつまでデータが保持される?差別が助長されるのでは?など不安の声が多い
1人でも困っている子供が救われるのであればメリットはもちろんあります!
まだまだ始まったばかりのプロジェクトなので今後の情報に注視していきましょう。

