映画『大怪獣のあとしまつ』が2022年2月4日に公開されましたが、どうやら圧倒的に不評の様子ですね。
大怪獣を倒した後の死体をどう処理するか?という今までにない題材&豪華なキャストで注目を集めていたこの映画がなぜこれほど不評なのでしょうか?
大怪獣のあとしまつのネタバレと共に不評の理由について考察してみました。
ネタバレが嫌な方はこちらをどうぞ

大怪獣のあとしまつ原作ネタバレ!

人類を恐怖に陥れていた大怪獣は、不思議な光の球が落ちてきたことにより倒され、人々は歓喜&安堵しました。
「特務隊」の隊員・帯刀アラタ(山田涼介)と環境大臣秘書・雨音ユキノ(土屋太鳳)は3年前婚約していましたが、アラタが突然失踪したことによって別れることに。
その後ユキノは総理秘書官でもある雨音正彦(濱田岳)と結婚して暮らしていました。
夫の正彦はユキノが過去にアラタと付き合っていたことを承知の上で結婚していたのですが…ユキノはまだアラタへの想いを残しており、息苦しい生活を送っていました。
1年前にアラタとは再会したものの、アラタの態度がそっけなく寂しさを感じるユキノ。
一方で残された大怪獣の死体をどうするかということでアラタは隊長の敷島征一郎(眞島秀和)や隊員の椚山猫(SUMIR)と共に死体の調査をすることに。
内閣総理大臣である西大立目完(西田敏行)を筆頭に政府は大怪獣の死体はそのままにしてテーマパークを作りたいと考えていました。
そのためには死体は安全であるという宣言が必要ですが…
アラタたちが大怪獣の死体を調査してみると、死体は腐敗が進み膨張を始めていました。
つついてみたところ死体からは血が噴き出し、臭いガスまで発生するのでした。
あくまでも死体を保存したい政府は冷却作戦を指示。
ところが一度冷却した死体は、朝日を浴びて溶け始めると雨のように周囲に降り注ぎ大失敗。
アラタは穴をあけてガス抜きをすることを提案するものの、政府は拒否の姿勢でした。
時間がないと思い始めたころ、死体からガスが漏れだしました。
そのガスがとてつもなく臭く、更なる対応を迫られることに。
アラタはダイナマイトを仕掛けてダムを爆破し、死体を沈めるという作戦を思いつきます。
そのためにはブルース / 青島涼(オダギリジョー)の協力が不可欠でした。
ブルースはユキノの兄のため、ユキノと連絡を取ることに。
ユキノはアラタに対して、この作戦がうまく行ったらなぜ失踪したのか教えてと迫りますが、アラタ本人はなぜ失踪したのか全く覚えていませんでした。
3年前、光でまわりが見えなくなったと思った次の瞬間、立っていたのは訓練場でした。
実は2年もの時が経っていたことを聞き驚いたのです。
アラタはブルースに協力を依頼したものの、ブルースは妹と婚約しながら失踪したアラタのことが許せずダイナマイトを投げつけます。
アラタの頼みを断ったブルースでしたが、困っている人を放っておけない性格のため、自らダムの爆破に向かうことに。
ところが爆破しても水はちょろちょろとしか流れません。
原因は雨音正彦がユキノに偽の図面を渡していたことでした。
ブルースが自らボートで近づきダイナマイトを爆破させようとするなど紆余曲折を経て大怪獣の爆発の危機はありましたが、またオナラとしてガスが放出されたことで一旦は危機を脱します。
ところがまた新たな問題が発生。
死体の撮影に来た迷惑系の動画配信者である武庫川電気(染谷将太)がモコモコとピンクのキノコが生えた状態で見つかります。
政府はその事実を隠蔽しようとしましたが、ユキノが武庫川の写真をリークして退職したために公になることに。
一方でユキノの夫である雨音正彦は3年前の光の球について博士に調査を依頼していました。
光の中に影があることを発見した博士は、「あなたにも見覚えがあるはずです…」
ユキノと言い争いになった正彦は3年前のことについて聞かれた際「選ばれし者…』と意味深の言葉を残します。
大怪獣の死体の処理のために正彦とアラタはどちらもブルースが作成した爆発ポイントの指示書に従ってガスを抜く穴を開けようとします。
正彦はミサイルで穴を開けようとしますが、アラタはそれでは正確な位置に穴が開かずに周りに被害が及ぶと主張。
ダイナマイトで穴をあけるため、正彦にミサイルの発射をやめるよう頼みます。
ユキノがリークした写真を見て国防軍が逃げ出す中、アラタに続いてユキノもミサイルの発射をやめるように正彦に言いますが、正彦は拒否。
アラタは防護服を着てヘリコプターで大怪獣の死体に近づき3か所のポイントの爆破を始めます。
正彦はアラタがいることを知りながらミサイルを発射します。
「アラタがいるのよ、今すぐやめさせて」とユキノが懇願しますが、「彼なら心配ないんだ…」という正彦。
3年前に光に飲み込まれて消えたアラタ、1年前にひょっこり戻ってきたアラタ…
突如現れた怪獣と、怪獣を突如として倒した光の球。光の中に見えた人影…「あいつが何者なのか、見極める時がきたのだ」
アラタが無事に3か所目の爆破を終えてガスの上昇に成功した直後、ミサイルが飛んできて死体をバラバラに、そして巻き込まれたアラタも吹き飛びます。
走り寄るユキノにたいして頭から血を流しつつも微笑むアラタを見て「彼なら心配ない」という言葉の意味を知ります。
アラタはポケットからスマホを取り出して空に掲げ、「デウス・エクス・マキナ」とつぶやきました。
その瞬間にスマホが光り、見覚えのある閃光に包まれます。
3年前に光に包まれたアラタが消えた理由がやっとわかったユキノ。
アラタは使命を果たす人になってしまったのです。
消えてしまってもう二度と会えないかもしれないけれどもまたいつか…「ご武運を」と敬礼するユキノ。
ふと夫のことを思い出し、アラタが守ってくれた世界でこれからのことをきちんと話し合おうと決めるのでした。
大怪獣のあとしまつの映画が不評の理由とは?

大怪獣のあとしまつは主演Hey! Say! JUMPの山田涼介のさん、ヒロイン土屋太鳳さんのほか、脇を固めるキャストもそうそうたる顔ぶれです。
また、特撮物はファンも多く上映前から非常に期待を集めていました。
ところが蓋を開けてみると不評が多い模様。
ツイッターを見る限り高評価が1割、低評価が9割といったところでしょうか…。
高評価の方はジャニーズファンの方が多いようです。
不評の理由をまとめると…
- 特撮モノから特撮要素を抜いたような出来
- 特撮へのリスペクトがない
- 恋愛要素がいらない
- 不倫要素がいらない
- 下ネタがキツイ
- オチが意味不明
- 観客の想像力に任せた演出が多い
正直なところ、原作のネタバレを見ても最後でえぇ?アラタが一人で何とかできるなら最初からしなよって感じですし…真面目に対策考える路線からファンタジー路線ですか?とは思いますよね 苦笑
大怪獣のあとしまつネタバレ!映画が不評の理由とは?まとめ
- 大怪獣のあとしまつは人々を恐怖に陥れていた大怪獣が死んだあとの死体の処理をどうするかという問題に立ち向かう話
- 不倫要素・恋愛要素・下ネタ要素があり不評の一因になっている
- オチがファンタジー
不評が多い大怪獣のあとしまつにはパクリ疑惑もあった⁈

大怪獣あとしまつの原作はこちら